日本のボイトレが変わってきた

アンヴォーカル・ピアノスクール代表の浅井のぞみです!

私がボイストレーナーになった15年もの間に、色んなメソッドが生まれたんだなとつくづく感じている今日この頃です。


そのころと比べると、海外のボイストレーニングがどのように行われているかが簡単にYouTubeなどで観れるようになりました。

海外からの刺激や情報を得て、解剖学的な視点から勉強している若いボイストレーナーも増えてきており、「今後の日本の歌のレベルアップが楽しみだな」と思っています。


ボイストレーニングという言葉が広まる頃まで、「どのような練習をすれば上手く歌えるようになるか」、ぼんやりとしたイメージ的な指導を行うことが主でした。

それが当たり前だと思っていた時代から、最近では「いかに効率よく、喉の負担がなく、音域を伸ばせるか?」、喉をどのように使うかと考えながらレッスンするスクールが増えてきました。

先生の真似をしていれば上手くなる?

音楽を日ごろからたくさん聴いて、ピアノなどを習ってきた耳が肥えている人は、トレーナーの真似をしてもらうやり方でも、ある程度までは上手くなっていきます。


私は小さいころから音楽をやってきたわけではありませんが、中学高校では音楽大学に入るために音楽漬けの毎日を送っていたので、耳はそれなりに養われたのだと思います。

「先生の声を真似して声を出す」というやり方でも、それなりにはできました。

でも、先生に「お腹に力を入れてこんな声を出すんだよ」、「響きが低いよ、もっと上よ」と言われて、「何をしたら声が変わるのか」はっきりわからないこともありました。


普通のボーカルスクールに習いに来る、趣味で歌を習うことが初めてのみなさんも、こうやって出してと言われて見本の声を出されても、ピンとこないという人は多いと思います。

自分の身体の感覚と、人の身体の感覚が違うので、トレーナーができてもこの人ができるとは限らないからです。

でも、自分が真似をして上手くなってきたトレーナーは、真似ができない人へはどう教えていいか分からず「自分で考えて」なんて言ってしまうこともあるようです。

歌が上手くなるのに、何をするべきか?

歌うには「発声」「発音」「リズム」「音程」と4つのことを同時に行います。

曲を通しで流して練習しても、やっぱり同時に意識を向けることは難しいので、どれかに意識が偏ったり、そつなく歌える曲を歌うしかなくなります。

でも、それだと思い切り楽しめないですよね。

まずは、弱い点から強化する練習をしていくことが大切です。


発声に関しては、まだまだ多くの人が、「口を大きく開けて、お腹に力を入れれば大きい声が出る」と思っていらっしゃいます。

気持ちよく出せる声になるには、「腹筋を鍛えるのでもなく、開口筋を鍛えるのもなく、喉の筋肉を鍛えることが大切」なのです。

「地声の筋肉を強く使った声」「裏声の筋肉を強く使った声」「細く出す声」「太く出す声」など、普段出さないような色んな種類の声を出していくと、喉の筋肉が発達していきます。


生徒さん側は自分の、「この筋肉を使いながら声を出すとこんな声になる」という実感を持ちながら、自分の声を自分でコントロールする方法を学ぶことで、声が出しやすくなっていくことができます。

喉の筋肉が発達していない段階で、「もっと大きく出して!」と言われてうまく声が出なくても、「もっと高く!」と言われて音程が簡単に上がらなくても、仕方ないことです。


だから、「自分は歌が歌えないだ」「音域が狭いんだ」「音痴なんだ」と思うことはありません!

喉の筋肉をコントロールをするレッスンを始めれば、だれでもこれから歌が上手く歌えるようになることができます!!


今後のボイストレーニングの可能性とは


「自分の声を自分でコントロールする方法を覚える」
それを追求してできたのが、舌骨発声ボイストレーニングです。

もとの身体の筋肉の硬さ、歪みが原因となって声が上手く出ないことも多いので、それも修正しつつ、声を出すときに上手く使えていない筋肉をしっかり機能させるようにトレーニングをしていきます。

人間の身体の構造を考えながらレッスンしていくと、どなたでも声が変わる可能性が出てくるのです。
 
どんな方でももっとわかりやすいように、私のレッスンでは「喉を触りながら声を出す」ということをやっています。

自分の舌骨を見つけ出して、それを喉の筋肉を使って下げるようにしながら声を出すと、喉が開いたという感覚が簡単に得られます。

 
「喉が開いた」という感覚がないままに「ビブラート入れて」と言っても、上手く対応できません。

喉が詰まっていると、高い音程では苦しくなるのは必然的になってしまいます。

高い声が出ないから「キーを下げればいいじゃん」ではなく、「何が原因で出ないのか」をしっかり追求していけば必ず答えが出ます。

あと、生徒さん側が「それを克服したいから頑張ってやってみよう!」と思えるように、上手く励ましていけるかボイストレーナーの手腕にかかっていますね。
 

色んなボイストレーナーに習うことで、視点が変わることも

色んなボイストレーナーがいて、色んな教え方があります。

今あなたがどこかのボイトレに通っているとして、それに自分が納得できて、「よく声が変わっている」という実感が持てているなら、今のあなたにはきっと合っているのではないかと思います。


でも、「ある程度通ってそこから伸びない」「こういう曲のアドバイスはいいんだけど、こういう曲だとしっくりこない」と思うことがあるとしたら、他のスクールのレッスンに行ってみるということも手です。


私自身も同時に二つ、声楽とPOPSと並行してレッスンに通っていた時期もありました。

海外では、発声を教えるトレーナーと曲を教えるトレーナーは、別としているところもあります。


自分にとって納得のいくまでレッスンに通い、「もう十分学んだ」と思うタイミングで、さらに違う視点で教えてくれるようなスクールに切り替えてみると、今の限界を超えられるということもあります。


違うアプローチをされたことで、「あの先生の言いたかったことはこういうことか」と、理解が深まることもたくさんありますし、「やっぱり今までのところがいい」と思えれば、「そこに気づけて良かった」となります。


当スクールでもセカンドオピニオンで体験レッスンに来られることも歓迎しておりますので、もし迷いのある方がいらっしゃいましたら、お気軽に無料体験レッスンへ受けにいらしてください。
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当スクールに通っていない方でも受けられるワークショップも開催していますので、是非お待ちしております!
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