「2020年4月に70コマのオンラインレッスン」をやってわかったこと

こんにちは、アンヴォーカル・ピアノスクール代表の浅井のぞみです。

新型コロナウイルスの影響で、外出自粛が延長されることになりました。
残念ですが、4月に引き続き、対面でのレッスンはお休みとなります。

当スクールでも、新型コロナの感染が広がっていくにつれ、3月頃からレッスンに通う生徒さんも減ってきてました。
お休みされる方が増える中、「なんとかレッスンを続けられる方法を」と思い、4月からオンラインでのレッスンを開始しました。

そして、4月は思い切って「新型コロナウイルス対策支援」で、オンラインレッスンを25分500円、50分1,000円という低料金でレッスンをさせていただきました!

在籍の生徒さんに、オンラインレッスンを気軽に体験してもらえたらと思ったのと、
全国の学校に行けず、気持ちを発散する場がない子どもたちや、
今まで通っていたレッスンが受けれなくなり、レッスンを受けられる場を求めている方にも気軽に提供できるように、この金額でやらせていただくことにしました。

収益だけ考えれば、普段の5分の1程度の金額なので、大変厳しいものがあります・・・。

でも、歌のレッスンを受けている間だけ、モヤモヤした気持ちを忘れて楽しんでもらえたらなと思い始めた結果、気が付けば30分、60分合わせて70コマのレッスンをさせていただくことができました。

東京だけでなく、地方や海外の在住の方など、このレッスンの企画を考えなければ、出会うことのなかった沢山の方に出会えて貴重な経験になりました。

受講いただいたみなさん、どうもありがとうございました!

オンラインレッスンって、本当にちゃんと学べるの?

この1か月で、オンラインレッスンをやるにあたって、みなさんが疑問に思うことや不安に思われることが見えてきたので、それについてお話していきたと思います。

トレーナーの声を、真似しながらすすめていくレッスンは難しい

生の音と比べると、トレーナーの声を聴いて真似をして歌うということが、ちょっとやりにくくなります。

あと、トレーナーのピアノの伴奏が聴こえにくいので、「一緒に音楽を作っている感じ」や「臨場感」は感じにくいかもしれません。

ですから、曲の練習は、リズムや演奏方法のアドバイスより、声の出し方や発音を改善するための指導が中心になります。

そのため、
「もっと頬上げて口を開けて」「喉仏の下の筋肉が固まっていないか確かめながら声を出して」と、細かい説明し、自分の身体の感覚を自分でチェックしながら歌ってもらうようにしました。

私は、元々の対面レッスンでも、
「この声の音色は、舌が前すぎるからもっと後ろだよ。こっちの方が楽じゃない?」というように、こちらが指示したことを自分で確認してもらいながらレッスンしているので、そのやり方がそのまま役に立ったかなと思いました。

ボイストレーナーは、真似ではなく、言葉で伝えるスキルが求められるということですね。

しかしそうすると、こんな疑問が生まれてくると思います。
「キッズだと難しいことを説明されても、わからないんじゃないの?」

確かに、大人と同じような説明の仕方をされても、当然わからなくて困ってしまいますね。

「その子にとって、どんな言い方をしたらわかるだろう」ということをしっかり考えながら指示をすると、小学1年生の子でも理解してくれます。
わかりやすい言い方を工夫し、相手の反応を見ながらレッスンすることを心がけています。

対面のレッスンより質が落ちるのではないか?

なかなか聞きづらいけど、そこも心配される部分ですよね。

先ほどのリアルタイムで一緒に演奏することを重視してレッスンに通われている方にとっては、物足りないレッスンになるかもしれません。

でも、「ボイストレーニングを学びたい」という方には、オンラインレッスンの評判は結構良かったようです!

ディスプレイが鏡の役目も果たすので、自分の姿がよく見え、口の開き方、歌詞の発音の仕方をチェックすることができます。

「先生の口の開き方と自分の口の開き方と見比べられるのは、オンラインならではのメリット。やってよかった!」と喜んでいらっしゃる方もいます。

それと、私のレッスン環境は、パソコンをスピーカーに繋げて生徒さんの声を聴いているので、かなりきれいに声が聴こえます。
「喉のどこが使えていない」「腹筋が足りてない」など、姿がよく見えなくても声を聴けばわかります。

「発声を学ぶ、ボイストレーニング」という観点で言えば、オンラインでも十分学べることもあるのではないかと思っています。

「オンラインで曲の指導を受ける」のに必要なこと

メロディーを覚えてきてください!

やっぱりオンラインレッスンでも、曲をしっかり歌いたいですよね。

そのためには、生徒さん側にもちょっとご協力をお願いします!

まずは、曲のメロディを覚えてくること。

全然知らない曲を一から指導してもらうのは、タイムラグが生じる関係で難しいです。

声が上手く出なくてもいいので、メロディーをある程度覚えて、歌えるようにしてきてください。

音源を流せるようなものを、ご準備ください!

トレーナー側から音源を流すと、音源の音がブツブツと切れてしまったり、生徒さんの声が音源にかき消されてトレーナに聴こえなかったりすることがあります。

生徒さん側で音源を流してもらうと気持ちよく歌える思いますので、もしi-padやパソコンなどが別にあればご用意ください。

カラオケの音源自体は、トレーナーで用意して生徒さんにあらかじめ送ることもできます。

曲の細かい指導に関しては、アカペラで部分練習をしてから、通して歌ってもらうという形でレッスンを行っています。

どのアプリがいいの?

私個人的には、Skypeを推奨しています。

ZOOMの方が音がいいと言われていまして、確かに音はキレイです。
でも、「こちらでピアノを弾いて、それに合わせて歌ってもらう」というような、双方から同時に音を流すということが弱いようです。

Skypeも片方の音量が大きいもう片方の音は消されてしまいますが、ZOOMは話声だけでも片方がかき消されてしまうので、ちょっとやりずらさを感じます。

ボーカルスクールによっては、「オンラインは、全て伴奏なしのアカペラです」とやっているところもあり、そういうスクールはZOOMを推奨するかもしれませんね。

私のレッスンでは、「できる限りピアノの伴奏を弾いてあげたい」と思うので、そのような考えになります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
少しオンラインレッスンのイメージができてきましたか?

オンラインでのレッスンは、経験ある方がほとんどいないですし、情報も少ないのでハードルが高く感じたり、不安に感じることも多いかと思います。

でも、多くの方は「やっぱり全然レッスンを受けると違う」「オンラインでも受けるべき。自分流じゃ無理」とおっしゃっています。

生徒さん側も慣れだと思うので、今できることをやってみるという観点で、まずは一度チャレンジしていただけたらと思います!

ボーカルレッスンは、自宅でできる習い事としては最適ですよ!

コロナウイルスの終息までの短期の受講でもOKです。
是非、ボイトレ未経験の方でもOK。無料体験レッスンのお申込みお待ちしております!

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ボイストレーナー 浅井 のぞみ

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