声質改善への道①~声が変わるためには?~

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こんにちは、アンヴォ―カル・ピアノスクールの浅井です。

「太い声を出したい!」
「カワイイ声を出したい!」
「こもる声をクリアにしたい!」
「キンキン声をやわらかくしたい!」
「音域を広げたい!」
などなど・・・

ボイストレーニングについて関心があるみなさんは、「こんな声になりたい」という憧れのアーティストがいたり、自分の声に不満があったり、それぞれ「自分の声を変えられたら」と思いがあるのではないかと思います。

しかし、「声質を変えたいけど、どういうことをすればいいのだろうか」
ということがよくわからず、一般的な知識や、動画などをとりあえず見ながらやってみようという方のではないでしょうか?

ボイストレーニングを全くやったことがない状態と比べると、基礎中の基礎をやっていくだけでも喉が楽になったり、大きい声が出やすくなるかと思います。


けれども・・・

大抵は、ある期間練習して一定のレベルを超えたところで、それ以上は変わらずに停滞してしまうのではないかと思います。

なぜ、停滞するのか?

自分の声の改善に合ったプロセスになっていないからだと思います。

特に、独学で歌を練習している方にそのような場合が多いようです。

声質改善をしていくためのプロセスとは?

声質改善をしていくために、まずは次の3つのポイントに沿って考えていきます。

 ①自分の声質はどんなタイプか?

 ②自分の声の出し方の癖は?

 ③自分がなりたい声になるために必要なトレーニングは?

①自分の声質はどんなタイプか?

私が生徒さんの元々の声質を判断する上で、チェックしていることは、
「声の太さ」だけです!

声の太さは、声帯の厚みと関係しています。

声帯が厚いタイプの人は、声が太くなりやすく、低音が良く響きます。
声帯が薄いタイプの人は、声が細く軽くなりやすく、高音が出やすいです。

ただし、

低音が出やすい、高音が出にくいはあったとしても、イコール音域と考えていません!!

つまり、声帯が厚くて声が太いタイプでも、高音は出るようになります!
高音が出ない原因は、声の出し方のクセが原因というわけです。

「自分は声が低いから絶対高音は出ないんだ」と決めつける必要はないので、どうぞみなさん安心してください。

②自分の声の出し方の癖は?

①を読んで、「え、ホントかな?元々声が低ければ限界あるでしょ」と怪しむ方も、いらっしゃるかもしれませんね。

先ほども言いましたが、元々の声質によって「高音が出しやすい、出しにくい」はありますが、出ないのではないのですよ。


では、なぜ出ないか?

その原因を確実に突き止めるのが、実は、ものすごーく難しいのです。

一言で言ってしまえば、「声を出すときにどんな癖があるか?」なのですが、実はチェックする項目が沢山あります。

  • 呼吸の深さ
  • 顎や口の開き方
  • 舌の位置や動き
  • 喉の筋肉の硬さ
  • 元々の舌骨や喉仏の位置
  • 舌骨や喉仏の動き
  • 首の角度
  • 顎の歪みの有無
  • 肩や首のコリ
  • どんな声をイメージして出そうとしているか

大雑把に書いてみましたが、私がレッスンをしている時には、これくらいのことはいつもチェックしています。

そして、生徒さんの声を聴きながら、身体を見て確認しています。
気になったことがあれば、生徒さんの普段の生活についても質問していきます。

例えば、「呼吸が浅い」ということが気になったとして、「もっとお腹に力入れて、深く吸いましょう」とアドバイスしてみます。
それで解決できればいいですが、難しい場合には「普段パソコン作業が多いですか?」と質問します。


パソコン作業が多いと、姿勢が首が前に出すぎてしまうので、そのために喉が詰まって、空気が沢山吸えないということも多いからです。

生徒さん:そうですね、パソコン作業が多いです。
私:肩や首は凝っていますか?
生徒さん:はい、いつも凝っています。
私:右肩が上がっていますが、荷物はいつも右手で持っていますか?
生徒さん:はい、右肩にかけています。

なんていう情報を聞き出しながら、右肩をほぐすマッサージをしてもらいます。

「右の顎の筋肉が硬くないですか?喉が開きにくいのは、右の顎が硬くて力んでしまうのもありそうですね」

そんな風に身体のメンテナンスもしながら、力みを取っていくように発声練習をしていきます。


声の大きさや高さを決めるのは、「腹筋と口の大きさ」だと思っている方も多いと思いますが、それよりまず大切なのは、喉の筋肉の柔軟性です。

喉の筋肉は、イコール首の筋肉です。

ですから、首がガチガチに凝っているまま、いきなり声を出す練習をしても、筋肉が動かないので「喉が開かない」とか、「声が出にくい」のは当たり前です。

声が出る身体、柔軟に動く喉の状態を作り、そこからがボイストレーニングのスタートするのが効率よく上達するコツです。

必要な首や肩のマッサージを毎日繰り返してもらうだけで、声の出やすさが変わったということもよくあります。



また、首や肩にそれほどコリがなかったとしても、いつも同じような声を出してばかりいたら、喉の筋肉の中で決まった箇所ばかりに負荷がかかります。

そうすると、そこの筋肉ばかり強化されて、弱い筋肉はいつまでも弱いままになります。
その状態では、いつまでたっても同じ音色の決まった音域の声しか出せません。

例えば、団体スポーツをやっていていつも低い声で「あざーす!」と言っていたら、裏声を出す機会はほぼないので裏声が出しにくくなります。

いつもかわいいアニメ声を出していたら、太めの低音は出しにくくなります。

いつも静かな職場で、小さい声で会話するように心がけている人は、声が息漏れしやすく、しっかり通る声が出にくくなります。


みなさんが抱えている発声の悩みは、喉の筋肉の狭い範囲しか使っていないせいで、筋力のアンバランスがおき、声が出なくなっている場合がほとんどです。

ですから、自分の声の出し方にはどんな癖があるのか?

それを知って、それに合わせた練習をしていかなければ、根本的な改善ができるようにはなりません。


今は新型コロナウイルス感染防止のために、大きな声を出すことを制限し、マスクでぼそぼそとしゃべる機会が多いですね。

仕方がないことですが、コロナが終息した時には、「思うように声が出ない」「声が人に届かない」といって、ボイストレーニングを始める方が増えるかもしれませんね。

③自分がなりたい声になるためのトレーニングは?

「カッコいパワフルな声を出したい」
「きれいな声を出したい」
「地声を強く出したい」
「ミックスボイスを出したい」
「渋めの響く声を出したい」
など、なりたい声もひとそれぞれ違うと思います。

②の自分の声の癖を知った上で、なりたい声になるために必要なトレーニングをしていくことが大切です。


例えば、「ミックスボイスが出せるようになりたい」という人が、2人いたとします。

Aさんは、元々声がとにかく小さい人で、話すときも息が漏れがちです。
まずは地声を強く出す筋肉を鍛えていくような発声練習をしていき、徐々に裏声の練習をしていきます。

もう一人のBさんは、元々地声が大きく出せる人ですが、高音が出ません。
でも、BさんにもAさんと同じ、地声を強く出す練習をしたら逆効果です。
元々地声が強いBさんには、細い裏声を出す練習をやっていきます。

その人元々の声質、出し方の癖をつかむ。

なりたい声になるためのプロセスは、人それぞれ違う。

ということです。

弱い筋肉を強化していくことで1オクターブ音域が伸び、「こんな曲を歌えるなんて夢にも思わなかった」と言われることもよくあります!

だから、私はみなさんに歌うことを諦めないで欲しいし、「こんな曲が歌いたいなんて言ったら笑われるんじゃないか」なんて、思わないでください!

必要な練習をしていけば、きっと叶えられます。

上手くなる、ならないの個人差について

前の項目で「きっと叶えられます」と言ったのに、個人差って?!
結局みんなが変わるわけじゃないんじゃないの?

という突っ込みを入れたくなりますよね。

素材としては、誰もが声を変えられることができると思います。

でも…ただレッスンに通っていれば変わるわけでは、ありません。
必要な練習を繰り返し、簡単にできるくらいになるまで積み重ねていくことが必要です。

ですから、あなたは「たとえ時間がかかってでも、変わりたい」と思いますか?


「変わりたいです!」という方は、自分にとっての弱い筋肉、必要な発声練習を受け止め、コツコツと練習に取り組んでいけると思います。
「ドンドン声が変わって面白い」と、順調に声が変わっていけること間違いなしです!


でも、「そうは言っても…」「うーん」と考えてしまう方は、残念ながら、思ったほど変わらないかもしれません…。

人によっては、今まで自分が出していた筋肉を使わないようにしながら、弱い筋肉を鍛えるという練習を、つまらなく感じてしまうことがあります。

特に、今までもボイストレーニングに通っていたり、ライブ等で歌ってきた方にとっては、今までの自分なりの声の出し方の中で「ある程度のカタチ、完成度を作って歌ってきた」と思います。

パワフルな地声を出せるようになるのが目標だとしても、プロセスの過程では裏声で歌うトレーニングが必要になることもありますし、きれいな声を出したいという目標だとしても、汚い声をトレーニングすることが必要になることもあります。

いつもは出さないような声を出していくことは、「あくまでトレーニングのひとつ、通過点」として割り切って行うことが大切なのです。

でも、自分の出さない声を出すことや、声の仕方を少し変えるわけですから「こんな声出したくない」と抵抗感を感じたり、結果を急いで、必要なトレーニングをあまりやらずに今まで通りの歌い方で、曲ばかり歌ってしまう方がいます。


また、声が上手く出ない原因の根本に「首のコリや顎の歪み」があるとしたら、硬すぎて喉の筋肉が上手く動かないため、言われたことがなかなかできないということがあります。

声の癖や身体の癖が強い分だけ、思い通りに身体が動かないということあるのです。

そこの抵抗感や焦りと、いかに向き合っていけるかも、本当に変われるか変われないかの分かれ道になります。
でも、地道に自分の身体や声の出し方の癖と向き合っていくと、本当にいつしか声が変わっていきます。

今まで通っていた生徒さんでも、低い太い声の50代の男性で全く裏声が出なかった方のですが、裏声が出るようになるようになるまでに半年もかかりました。

それでも、頑張って地道にレッスンに通い、自主練習を続けていただいたので、それから半年後にはミックスボイスも出るようになりました。
真ん中のファくらいがやっと出るかでないかでしたが、高いドまで出るようになりました。

練習を続けていくことは少し大変かもしれませんが、今まで出なかった声の音色、響き、喉が楽な感覚を体感すると、一気に世界が変わります!!

歌える曲も一気に広がって、今までよりも幅広い音楽の楽しみ方ができるようになるのです。

ボイストレーナー側も、生徒さんにその練習の必要性を分かってもらえるために励まし、練習をやる気にさせる声のかけ方も工夫していかなきゃなと思います。


当スクールの☞ボイストレーニング・発声専門コースは、そういった本当に声が変わりたい方のための専門コースとして行っています。

ですから、そのレッスンを始めるにあたっては、
「どんなに時間がかかってもいいから、声が変わりたいと思うか?
が大切かもしれません。

もし、そこまでではないのなら、今の自分持っているクセの中で歌える範囲の曲を選ぶこと。
無理に高い曲を歌うのではなく、今の自分の出しやすいキーに変えて歌うというのも、アリだと思います。

口の開け方やリズムの取り方、腹筋の入れ方でも歌いやすくなることはあるので、そういったテクニックでカバーしていきながら歌を上手く歌えるように練習する方法を選んでもいいわけです。

歌っていく中で「もっとこんなのが歌いたい」とか、「こんな声になりたい」とか、本気で思った時に、声質改善に取り組めばいいと思います。


色々な迷いがあるかもしれませんし、「本当に変わるのか、どのくらい時間がかかるか」も、不安に思いますね。
これから『声の改善』シリーズとして、声のタイプ別練習方法を更に詳しくご紹介していきたいと思いますので、次回のブログも楽しみにしていて下さい!


自分の声もどうなのか診断してほしいという方は、是非、
当スクールの無料体験レッスンを受けにいらしてください。
声の分析、必要な練習メニュー、変わるための期間の目安もご提案できるかと思います。
お申込みお待ちしております。


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