
こんにちは、アンヴォーカル・ピアノスクール代表の浅井のぞみです。
黒人歌手のように、
また、「強い地声の響きがある高音」
レッスンに通う生徒さんの中でも、ソウルフルな声が憧れですという方も多いです!
この練習では、日本のポップスに合った「軽い音色のミックスボイス」が出せるようになります。
柔らかな細い声が日本のポップスにはぴったりですが、みなさんが憧れる「強い地声の響きのある高音」を出すには、もしかしたら、
■強く太い地声の音色の声に必要なことととは?
仮声帯を使えないと、高音に入ったときに太く出そうとした時に、声帯が閉じきれずないので裏声っぽさが抜けなかったり、地声感を入れるためには、声帯を薄くして細い声にするしかありません。
仮声帯を使えるようになると、仮声帯で息を受け止めるので、高音でも声帯を閉鎖し続けることができるようになり、地声の音色で歌えるようになります。
体感は裏声を使っている感じなので、喉が苦しくなく、かれることもありません。
■仮声帯ノイズ発声のやり方とは?
①咳払いをしながら、「ン」で声を出します。
②舌骨を下げて、ノイズの入った声を出します。
その時に、鎖骨の上の筋肉が突っ張ったら、舌骨を下げる筋肉が働いています。
そのまま、「オ」の母音で、①のようにノイズを出すように、声を出します。
くれぐれも息を漏らさないように、腹筋に力を入れて行って下さい。
喉の奥の方で、ゴロゴロとノイズが入った声が響く感じがしたら、
③高い声で、ノイズが入った声を出す。
②も③も、喉がイガイガしたり、息が漏れてノイズにならないという方は、舌を上あごにつくくらい浮かせた状態でやると、のどが締まらないので出しやすくなります。
ノイズ発声の低音と高音を、一日に3分程度出していってください。
仮声帯で息を止められるようになるので、息漏れしにくく、高い音も地声の音色で出るようになります!
慣れてくると、普通に曲を歌った時にも、ノイズが入らない程度に仮声帯を閉められるようになり、声帯がしっかり鳴ったエッジのきいたパワフルな声になります!!
但し注意点は、「歌詞で歌った時に舌が下がってしまう」ことです。
舌が下がるとなぜいけないのかについては、次の項目で説明いたします。
④舌を上げると、英語の発音がきれいになる
こう思っている方が、とても多いと思います。
沢山のボイストレーナー、声楽家、歌手がそう言っているからです。
でも、舌のコントロールが上手くいかないことで、ずっと悩んで歌いづらさを感じてきました。
舌が下がると声が重くてこもる、高い声が出しずらく、息が漏れていきやすいですし、低音だと地声がキツイ音色になって、柔らかい音色になりませんでした。
その理由は、下のMRI画像を見ていただければ、すぐにわかります。
喉が締まるからです。
口蓋も下がっています。

反対に舌を上に挙げると、喉頭蓋が持ち上がり、咽頭共鳴腔が広がります。
舌が上がることで、口蓋も上がり、鼻腔への空気の抜けもよくなります。

舌骨を下げないまま舌を上げて発声をすると、確かに平べったい鼻声っぽい声になってしまいます。
でも、「舌骨が下げたまま、舌を上に挙げる」のは、一番共鳴腔が開いている状態なので、これが皆さんの求めるパワフルな声なのです!
特に、「英語の発音がどうしても日本人ぽさが抜けない。ネイティブっぽくしたい」と思われる方は、「舌を後ろに引いて上に挙げる」
これができると、ネイティブのような発音・音色になります。
黒人歌手のようなパワフルな声になるには
・舌骨を下げる
・デスボイス(ノイズ発声)
・舌を後ろに引いて持ち上げる
この3つをマスターできると、洋楽がかっこよく歌えるようようになりますよ!!
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