歌う時の「舌の問題」の解決法

こんにちは!アンヴォ―カル・ピアノスクールの浅井のぞみです。

これまで、歌うときに舌のポジション次第で高い声が出るようになったり、喉のつまりを防いだり、声が太くなったりと、舌について色々と語ってきました。

私のブログやYoutubeをご覧になって、舌の重要性に気付いていただいたかと思います。

舌のベストな形は「舌の後ろ側を上げる」ということでしたね。

それでも「気をつけてるけど、なかなか舌のコントロールがうまくいかない」というみなさまに、解決する練習方法をご紹介していきたいと思います。

※まだ舌のことについてブログをご覧になったことがない方はこちら
☞ブログ「歌が上手になるには、舌のコントロールが大事」

 

歌っていて、よく起こりやすい舌の問題

私のレッスンを受けている方で、舌のことで「うまくいかない」と悩んでいらっしゃることを挙げてみますね。

■舌が全然上がらない。
■舌を上げると喉が詰まる。
■言葉によって、喉が詰まる。
■そもそも舌の感覚がない。

自主練でやっていらっしゃる方でも、同じような悩みでつまずきを感じていらっしゃる方もいるのではないかと思います。

それでは、一つ一つ見ていきましょう。

■舌が全然上がらない。

舌が全然上がらない方は、普段マスクの中でポカンと口を開けていませんか?

口が開いていると、下あごと一緒に舌がだらんと下に落ちてしまいます。
マスクをしていても、口を閉じて口角を上げるようにしましょう。

舌の筋肉をつける器具があるので、それで筋トレをしていただくのが最も早いです!
こちらのペコぱんだという商品を使って、毎日コツコツと舌の筋トレをすると、舌が段々と自分の思い通りに動くようになってきます。



Amazonや楽天で1000円くらいで購入可能です。
硬さのレベルがあるのですが、舌の筋力が弱い方は、最初は紫色を購入するのがおすすめです。

■舌を上げると喉が詰まる。

ブログなどを見て、舌の重要性は理論では分かったけど、実際やると喉が詰まるという場合。
それは、舌の位置が前すぎている可能性が高いです。

ベーっと舌を前に出すと喉仏や舌骨が上がりますよね。
それと同じことで、舌が前すぎているために喉が詰まるのです。

では、あなたは舌をこの形にできるでしょうか?

舌の奥まで上あごにべったりつけるには、舌先が前歯より結構後ろへひっこめないと難しいと思います。

もちろんこのままだと言葉は言えないのですが、これができるくらいの柔軟性や筋力をつけていかないと、舌のコントロールは思うようにいきません。


舌を上げると喉が詰まるという方は、筋トレとは別に、以下の舌をひっこめる筋トレをやりましょう。

①ストローを用意します。

②ストローを吸います。

③ストローを加えたまま、口の中でヌヌヌヌ・ナナナナとしゃべります。
 はっきり言おうとしないで、口はほぼ閉じたままで言ってください。

④ストローを加えたままヌヌヌヌ・ナナナナ・ネネネネ・ニニニニまで行ってください。

 ネや二の時に舌先が前に来ないで、ヌと同じ位置で言うようにしてください。

⑤音程を少しずつ高くして言う練習をします。


⑥舌先の位置がわかったら、ストローなしで言う練習をします。

 ストローを加えていた時と口のフォームもなるべく変えないでくださいね。

■言葉によって、喉が詰まる。

発音では、一般的にはイ→エ→ア→ウ→オの順で舌が下がりやすくなります。

ただ、舌が前に出やすい順番もイ→エ→ア→ウ→オになるので、注意が必要です。

母音によって対処方法が変わってくるので、タイプ別に練習していきましょう。

①オ、ウで舌が下がってしまうタイプ

 このような方は、イやエでは声が出しやすく、舌を上げる感覚も持ちやすいのではないでしょうか?
 
 でも、オやウになったときに舌がUの字みたいに、中央がへこんでしまっていませんか?

 舌がUの字になると、舌が下がるせいで軟口蓋も下がって、声がこもりやすくなります。

 また地声の高音は、このように舌が下がった状態では、喉が詰まってしまうので裏声にひっくり返ってしまうかと思います。
 
 この解決方法は、そんなに難しくありません!

 舌を横に広げるのです。

 特にウやオの時には、エの舌の形のように平たいまま、唇だけわずかにすぼめて、ウやオを言うと良いですよ。

 それで、発音がだらしない感じになってしまう方は、舌先を少し上に向けると唇をすぼませやすくなります。

 
 また、太い声を出そう出そうとしている方は、このタイプになってしまうことが多いです。
 
 舌を下げて声を太くするのではなく、舌を上げながら後ろへもっていくようにできれば、太い声が出せるようになりますよ。
 これだと高音でも声が太いまま出すことができます!

 「響きが暗い」と言う方もオやウを言う時に、「舌を横に広げる」ということを意識していただけると音色が変わってきますよ。

②アで舌が下がってしまうタイプ

 アで下がるタイプの方は、口を大きく開きすぎている可能性が高いです。

 実は、口はそんなに開けなくても、大きい声は出ます。


 口を閉じて「ンー」とハミングをしてみてください。
    ↓
 そのまま唇を3mmだけ開き、口角や頬を思い切り上げます。
    ↓
 口を開けないままびっくりしたように、ハッと息を吸います。
    ↓
 そのままアで発声練習してください。
 口の開きは、3mmのままです。

 いつもより声が明るくなり、舌が下がりにくいのが実感できると思います。

 

③イやエで喉がつまるタイプ

 このタイプの方は、舌が前に出やすいので、舌をひっこめる意識をより強く持った方がいいでしょう。
 
 ストローを吸うように息を吸って、舌を後ろにひっこめてウを言います。
    ↓
 舌先がそれ以上前に来ないように注意しながら、口を横に広げてエを言います。
 舌の真ん中から前側を持ち上げます。
    
 
 イは、エよりさらに舌の奥の方を上げます。
 声を前に出すのではなく、後ろの上へ響かせるようにイを出します。
 自分で思ってるよりめいっぱい、もっともっと上げてください。

 
 ウ→イと舌が引っ込んだまま言う練習もしてみてください。


■そもそも舌の感覚がない。

「舌の感覚がない!」という方は、下記動画の舌のマッサージから行ってください。



続いての練習の順番としては、以下の通りです。 

舌のマッサージで舌を軟らかくする。
 ↓
ぺこぱんだで舌を上げる筋トレ
 ↓
裏声発声で舌上げる。 
 ↓
地声で発声舌上げる。

地声でいきなりやると上手くいかなくて、声を枯らす原因になりますので、お気を付けください。

■曲の練習方法

「発声では高い声出るけど、曲になると出せない」
「歌っていると喉が苦しくなる」
と言う方は、舌のコントロールをマスターすれば、絶対変わります!!

曲の練習方法は、こちらの動画で解説をしていますので、良かったら参考にしてください。



個人個人の舌に合ったアドバイスをもっと受けたいという方は、実際のレッスンを受けてみてください。
 他のボイトレのセカンドオピニオンや、単発のみの方のレッスンも受付ております。

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ボイストレーナー 浅井 のぞみ 
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