こんにちは、アンヴォーカル・ピアノスクール代表の浅井のぞみです。

黒人歌手のように、太い声や豊かな響きの声は憧れですよね。

また、「強い地声の響きがある高音」を出せたらなと思いますよね。

レッスンに通う生徒さんの中でも、ソウルフルな声が憧れですという方も多いです!

 
そのための第一歩として、エッジボイス、ボーカルフライという声帯を閉鎖させる練習が、まず初歩の練習として必要です。
 

この練習では、日本のポップスに合った「軽い音色のミックスボイス」が出せるようになります。

柔らかな細い声が日本のポップスにはぴったりですが、みなさんが憧れる「強い地声の響きのある高音」を出すには、もしかしたら、ちょっと物足りなく感じるかもしれません。

 
では、何が足りないのでしょうか?
 
 

■強く太い地声の音色の声に必要なことととは?

 
みなさんは「仮声帯」という部分をご存知でしょうか?
 
・R&Bなどでよく聴かれるノイズが入った声
・こぶしのようなドスのきいた声
・シャウトした時のがなったような声、割れたような声
 
これらは、仮声帯という部分を使って鳴らしています。
 
仮声帯は声帯の上にあり、ここを締めて(内転させて)振動し、音を出すことができます。
 
このような声は喉に悪いのでは?と思われ、出さない方がいいと言われることもあります。
 
ところが、演歌や民謡のこぶしにも使われていて、日本でも昔から歌の技法としてこの声を出す習慣があります。
 
デスメタルバンドが出すデスボイスも同じで、その声のまま一曲歌い切ることも可能です。
 
音色を真似してそれっぽく出そうとするのではなく、正しく喉の筋肉を使えば喉を痛めることはないです。

また、今まで使われていなかった喉の筋肉がトレーニングされ、あなたの声の可能性をぐっと広げることができます!
 

仮声帯を使えないと、高音に入ったときに太く出そうとした時に、声帯が閉じきれずないので裏声っぽさが抜けなかったり、地声感を入れるためには、声帯を薄くして細い声にするしかありません。

仮声帯を使えるようになると、仮声帯で息を受け止めるので高音でも声帯を閉鎖し続けることができるようになり、地声の音色で歌えるようになります。

体感は裏声を使っている感じなので、喉が苦しくなく、かれることもありません。

 

■仮声帯ノイズ発声のやり方とは?

 

①咳払いをしながら、「ン」で声を出します。

喉がゴロゴロした音が、仮声帯の振動が起こっている音です。
 
この時に注意しなければならないのが、息漏れです。
 
ノイズを入れたときに声が出にくかったり、かすれたり、喉が痛いという場合は、息が漏れてしまっているので、息漏れしないように注意してください。
息漏れをしないように調整することができない方は、仮声帯発声の前に声帯の閉鎖の練習がうまくできてない可能があるので、まずはそちらの練習をしてください。
 
 

②舌骨を下げて、ノイズの入った声を出します。

ストローを吸うように息を吸います。
その時に、鎖骨の上の筋肉が突っ張ったら、舌骨を下げる筋肉が働いています。

喉の奥の方が開いた感じがしたら、舌骨を下げた感覚としてとらえてOKです。

→舌骨を下げる詳しい方法についてはこちら

そのまま、「オ」の母音で、①のようにノイズを出すように、声を出します。

くれぐれも息を漏らさないように、腹筋に力を入れて行って下さい。

喉の奥の方で、ゴロゴロとノイズが入った声が響く感じがしたら、舌骨が下げられたままデスボイスが出た証拠です。

 

③高い声で、ノイズが入った声を出す。

続いては、裏声の高い声で、先ほどのノイズの入った声を出します。
 
上の前歯が見えるようにほお骨を上げて、口を開けたまま「ン」を言ってください。
舌の奥まで上あごにペッタリつけて、腹筋に力を入れながら、ノイズを入れます。
 
演歌のこぶしのようなイメージで、出してもらうといいでしょうか。
 
舌の位置が「ン」の時から下がらないように、「アー」で出します。
裏声で出しましょう。

発狂した人の声みたいになるかもしれませんね(笑)

②も③も、喉がイガイガしたり、息が漏れてノイズにならないという方は、舌を上あごにつくくらい浮かせた状態でやると、のどが締まらないので出しやすくなります。

ノイズ発声の低音と高音を、一日に3分程度出していってください。

仮声帯で息を止められるようになるので、息漏れしにくく、高い音も地声の音色で出るようになります!

慣れてくると、普通に曲を歌った時にも、ノイズが入らない程度に仮声帯を閉められるようになり、声帯がしっかり鳴ったエッジのきいたパワフルな声になります!!

但し注意点は、「歌詞で歌った時に舌が下がってしまう」ことです。

舌が下がるとなぜいけないのかについては、次の項目で説明いたします。
 
↓ノイズ発声のやり方は、こちらの動画にも紹介しています。


④舌を上げると、英語の発音がきれいになる

「舌を下げることで喉が開くのでしょう?!舌が上に挙がると喉が締まるんじゃないの?!」
こう思っている方が、とても多いと思います。

沢山のボイストレーナー、声楽家、歌手がそう言っているからです。
 
私も20年以上声楽のレッスンに通って、そう言われたので一生懸命舌を下げてきましたし、実際に指導者に回った後もそう言ってきました。

でも、舌のコントロールが上手くいかないことで、ずっと悩んで歌いづらさを感じてきました。

舌が下がると声が重くてこもる、高い声が出しずらく、息が漏れていきやすいですし、低音だと地声がキツイ音色になって、柔らかい音色になりませんでした。

その理由は、下のMRI画像を見ていただければ、すぐにわかります。
喉が締まるからです。

舌を下げると、後ろに舌が広がって気道(咽頭共鳴腔)を狭くします。
口蓋も下がっています。


反対に舌を上に挙げると、喉頭蓋が持ち上がり、咽頭共鳴腔が広がります。

舌が上がることで、口蓋も上がり、鼻腔への空気の抜けもよくなります。

舌骨を下げないまま舌を上げて発声をすると、確かに平べったい鼻声っぽい声になってしまいます。

でも、「舌骨が下げたまま、舌を上に挙げる」のは、一番共鳴腔が開いている状態なので、これが皆さんの求めるパワフルな声なのです

特に、「英語の発音がどうしても日本人ぽさが抜けない。ネイティブっぽくしたい」と思われる方は、「舌を後ろに引いて上に挙げる」
これができると、ネイティブのような発音・音色になります。
 


黒人歌手のようなパワフルな声になるには

・舌骨を下げる
・デスボイス(ノイズ発声)
・舌を後ろに引いて持ち上げる

この3つをマスターできると、洋楽がかっこよく歌えるようようになりますよ!!

自分でやるのが難しいという方は、アンヴォーカルピアノスクールの無料体験レッスンを受けにいらしてくださいね。
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